温泉も海もおいしいものも|伊豆半島|旅行
2024年4月、南伊豆・下田に1泊2日の旅行に行ってきた。
私の誕生日に、ひろのご両親からカタログギフトを贈ってもらった。
エステや高級和牛など、どれも選びがたいものばかりだったが、「温泉ホテルにてランチと日帰り入浴を楽しめるプラン」が一番ピンときたので、自宅から行きやすい南伊豆の温泉旅館を申し込むことにした。
このプランは日帰りなのだが、せっかくだからとひろが下田に宿泊先を取ってくれた。
南伊豆・下田をのんびりと巡ってみよう。
−−−−−−−−−−−−−
1日目
朝5:00に起きる。
普段はお昼過ぎ、下手したら夕方までゴロゴロ寝ているくせに、おでかけや旅行の日はスパッと早く起きることができる。
朝マックでさらにテンションを上げることにした。
ひろは念願のマックグリドルを手に入れて、うれしそうだった(ひろはマックグリドルが食べたくても、なぜか注文することができない)。
私はフィレオフィッシュを注文。パンがふわふわでおいしかった。
朝マックのハッシュドポテト、1度に2枚食べたいくらい大好き。
朝早いので、高速はスイスイ。
あっという間に、道の駅 伊豆ゲートウェイ函南に到着。
こちらでちょっと休憩することにした。
道の駅で売っているお菓子や食べ物って、本当に見ているだけでも楽しい。
ちょっと覗いていくだけのつもりが、気がついたら1万円近くのお土産を購入していた。
買い過ぎ〜。でも全部美味しかったからいいのだ。人にあげるお土産も買いたかったし…。
こちらで買ったバームクーヘンの詰め合わせ、おいしかった〜!
道の駅にふらっと寄っていたら、結構時間を使ってしまった。
今回の「温泉ホテルにてランチと日帰り入浴を楽しめるプラン」は、ご飯の時間と入浴できる時間が決まっている。宿泊客の、チェックアウトとチェックインのちょうど間のお昼の時間を活用して、ゆったりと過ごせるようなプランなのだ。
ちょっと急いで本命の休暇村 南伊豆へ向かう。無事に間に合ってよかった。
弓ヶ浜が目の前にあって、ゆったりとくつろぐことができる素敵な雰囲気。
フロントで事前に送られてきたチケットを渡して受付を済ませる。
食事会場へと案内される。私たちのほか、もう一組ご夫婦がいらっしゃった。
和食御膳が用意され、もりもりおいしく食べた。
食後は弓ヶ浜を覗きに行く。天気が良く、とても眩しかったが、海はとても澄んでいてきれいだった。
その後は温泉へ。
女湯で先ほどのご夫婦の奥様とちょっとおしゃべり。
私たちと同じく、カタログギフトで選んで来たとのこと。お土産をたくさん買ってしまったという話で盛り上がった。
ほぼ貸切で(先に奥様が上がられたので、途中から本当に貸切となった)、お風呂からは海も見える。
冬の寒い日に入る温泉も気持ちがいいけど、お風呂から出てぼーっとできる今くらいの気候もいいなと思った。
お風呂から出た後は、館内にたくさんあったハンモックでゆらゆら休憩。
ハンモックは横向きで寝るのが正しいらしい。
ハンモック欲しいね、と話していた。
今晩泊まるのは下田。
そちらへ向かいつつ、爪木崎に寄っていく。
爪木崎は澄んだ青い海に、柱状の岩が積み重なった海岸が一面に広がる景観地である。
柱状になっている岩は、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と言って、伊豆が海底火山だった時代のマグマが冷え固まってできたもの。
この柱状節理が並んだ光景を、地元では「俵磯」と呼ぶらしい。
お腹がいっぱいになり、お風呂にも入って眠たくなった私を連れて、ひろは遊歩道を通り、爪木崎灯台へと向かっていく。
冬は有名な水仙の名所でもあるらしい。
今回の宿泊先は、下田にあるPENSION Little Wave。
敷地内にちゃんと駐車場が付いている。
水色の爽やかな外観で、内装、インテリアもおしゃれでかわいい。
しかも、貸切風呂が利用できた(チェックインの際に予約した)。
ちなみにお部屋にもユニットバス・トイレが付いている。
下田駅周辺で夜ご飯を食べに行くつもりだったので、素泊まりプランを選択。
今回はひろが宿泊費を負担してくれたが、すごくリーズナブルに泊まれたとのこと。
お得に、いいところに泊まれてラッキー。今晩は飲むぞー!
ペンションから下田駅までバスで数分、歩いて10分ちょっと。
美飾酒処 文 という居酒屋さんにやってきた。
ペンションで夜ご飯を食べるお店を探している際、二階の肉屋 というお店をひろが発見。
これから伺っても大丈夫かお店へ電話したところ、同じ建物である1Fのお店なら大丈夫と返事をもらったそう。
そんなこんなで美飾酒処 文 さんにやってきたのだった。
お店選びは大当たり。
お通しから胃袋を掴まれ、どのメニューを頼んでも、全部おいしかった。
たくさん飲む気でいた私たちは、思わずみかんワインをボトルごと空けてしまった。
雰囲気のいい、おいしい居酒屋さん。また来たいお店だ。
お腹いっぱいのいい気分でお店を出ると、川沿いに小さな橋がいくつも架けられていて、ガス灯が点りいい雰囲気となっている。
そう、ここはペリーロードと言って、あの有名なペリーが条約締結の交渉のために歩いた道なんだそう。
昔からの建物を生かしたカフェやお土産屋さんが立ち並び、昼間に来ても面白そうだが、
ガス灯が「ポッポッ」と言いながら点してくれる夜の散歩もすごくいいなと思った。
−−−−−−−−−−−−−
2日目
朝ごはんに、昨日行きの道の駅で買った、いちごを食べる。
こんなに大きくておいしいいちごを、こんなにたくさん食べられるなんて、贅沢だ。
人参パンとラグビーボールみたいなメロンパンとドーナツも一緒に食べた。
朝から色んな種類のご飯が食べられる「朝食付き」もいいけれど、
好きな時間に起きて、好きなものを食べられる、こういった「素泊まり」も好きだなと思う。
ペンションのチェックアウトを済ませて、私たちは牧場へ向かった。
最近、私はうしが好きだ。
私自身、丑年生まれという縁もあるのだが、温厚でのんびりした性格のうしってなんだか癒される。
西天城高原 牧場の家 へ到着。牛舎から頭を出してキョロキョロしているうしを見ることができた。
お昼ご飯にチーズ焼きカレー、デザートに濃厚ソフトクリームと牧場の牛乳をいただいた。
こちらはコテージも付いていて、BBQも楽しめるらしい。
続いて向かったのは、堂ヶ島・土肥。
「西伊豆はちょっと遠くてなかなか行けないから穴場だよ〜」と前に言われていたから訪れたいと思っていた。
堂ヶ島は洞窟が有名で、遊覧船で巡ることもできるそうだ。
私たちは海岸で水切りをして遊んだ。
土肥は堂ヶ島から車で30分くらいのところにある。
土肥を「どい」だと思っていたが、「とい」と読むらしい。
ぽつぽつ雨が降ってきたので、土肥の旅人岬で車の中でお昼寝をした。
雨音を聞きながら寝るのはとても心地が良くて好きだ。
伊豆は今更だが静岡県にある(伊豆は「伊豆」というイメージが強く、静岡県の中にあることを忘れてしまいそうになる)。
静岡といったら…そう、あのさわやかを食べなくては。
さわやかは予約は行っていないので、現地に赴いて順番に並ばなければならない。
混雑する時間を避けたとしても、2時間ほど待たなければならないのが、さわやかである。
今回はさわやか長泉店へ訪れた。
あまり有名な地名のところではない、ややマイナーなさわやかを選ぶと、待ち時間が少なく入れるかもしれない。
案の定、待ち時間は90〜120分くらいだったので、歩いて15分くらいの三島駅までぷらぷらお散歩することにした。
三島駅は新幹線も停まる駅。大きな商業施設はなかったが、駅周辺は整備されていて、現在、開発工事中のようだった。
道の途中、小学校と中学校と高校が隣接していた。その隣には日本大学三島キャンパスがあったので、「全部ここで完結できるね」と話したりした。
あと、東レという広大な敷地をもつ会社があった。
東レはなんの会社か当てるゲームもした。
こんな感じで過ごしていると、あともう少しでさわやかに呼ばれる時間となっていた。
お店へ戻り、ちょっと店内で待って、ついに順番が回ってきた。
さわやかのハンバーグは、静岡に遊びにきたら必ず寄りたくなるほど、すごくおいしい。
たくさんメニューがあって、炭焼きバーガーとか焼き野菜カレーとかもすごく気になるのだが、
やっぱりハンバーグは外せない。
ひろはげんこつハンバーグ、私はチキンとセットになった、よくばりコンビを注文した。
あと、野菜も食べたかったので竜田揚げサラダ、ちょうどマンゴーフェアをやっていたので、プチデザートも頼んだ。
お腹いっぱい。大満足だ。
最後に、沼津インターのすぐ側にある、駿河の湯 に寄って、さっぱりしてから帰ることにする。
駿河の湯は、地下1,330メートルから湧き出る天然温泉。
露天風呂からは静かな街のきれいな夜景を見ることができた。
個人的に薬湯があるのはポイントが高い。
休憩ルームではなんと無料でマッサージチェアを利用することができた。
心も体もポカポカになって、21:30過ぎに館内を出る。外は雨が降っていた。
帰りの高速も空いていて、すいーっと帰ることができた。
−−−−−−−−−−−−−
伊豆はのんびり落ち着いていて、ドライブしていて楽しい。
海を見に、またふらっと来たいなと思った。
おいしいご飯屋さんもたくさんあるからいいね〜。