最高な大人の夏やすみ|奄美大島|旅行
2024年8月下旬、奄美大島に行ってきた。2泊3日の旅である。
日本にはたくさんの離島がある。
有名なところで言えば、宮古島、石垣島など。
初めての離島だったので、「どこに行こうかね」と話していたのだが、なんとなく「奄美大島」に惹かれたので今回はこちらに決めた(宮古島の方が旅費が高かったのもある)。
奄美大島は、沖縄島、新潟の佐渡島に次いで3番目に大きい離島らしい。
あと、「奄美大島って鹿児島県なんだ〜」と今更ながらに知った。
個別で航空券やホテル、レンタカーを借りるよりも、ツアーで全部ひっくるめて予約した方が安く済みそうであったため、今回は阪急交通社さん経由で申し込みをした。
1泊ずつ好きなホテルを選ぶことができ(ホテルによっては追加料金が必要)、3日間完全に自由に行動できるツアーであった。
今回の旅の費用は、ツアー代+マリンアクティビティ代+ご飯代+お土産代etc…と全部で一人あたり10万円くらい。
出発日前日まで、台風10号(サンサン)がゆっくりゆっくり近づいてきていたので、飛行機が欠航になるのではないかとハラハラしたが、無事に出発することができた。
YouTuberのアンドロイドのお姉さんとしげ旅の奄美大島の動画を見て、旅行の予習をした。
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1日目
朝5時前くらいに起きて、身支度。
6時半に出発し、車で羽田空港近くのあらかじめ予約しておいた駐車場へと向かう。
ポツポツと雨が降っていた。いつもなら日傘兼折り畳み傘を携帯している私だが、「荷物になるし、新しい傘だから無くしたらヤダ」という身勝手な理由で持ってこなかった。ひろが傘を貸してくれた。
機内持ち込み荷物の検査で、ひろのマルチナイフが回収されてしまった。
湿布を半分に切るなど、よく使っていたものだったので、ちょっと悲しい。預け荷物に入れておけばよかった。
今回は、羽田→鹿児島→奄美と鹿児島で乗り継ぐため、2回飛行機に乗ることができる。
ひろは「飛行機の飛び立つ瞬間が好き!」とはしゃいでいる。
私はあまみのサンドイッチ(ここのサンドイッチはすごくおいしいらしい)を食べるのとビッグII(大きいスーパーで奄美のお土産はなんでも揃うらしい)でお土産を買うのが楽しみではしゃいでいる。
無事、奄美に到着した。
「いも〜れ!奄美大島へ」と書かれているが、まだ到着の実感がわかない。
ひとまず、レンタカーを借りに行く。空港からレンタカーの店舗まで無料送迎してもらった。
レンタカーのおじさんに、「奄美は都会よりも紫外線が強いから気をつけてね」と言われる。
確かに、おじさんの話を数分外で聞いていただけで、腕とか足がジリジリとした。
今回借りたのは、ニッサンの水色エコカー。自宅の車と比べると、加速がゆっくりめ。一生懸命走ってくれる感じ。よろしく頼むね。
島のラジオ77.7をかけてみる。
走ってみると、周りに生えている木・植物や、瓦屋屋根で平屋の建物が島っぽいなぁと感じる。
あと、奄美は車間距離が近いような。
ちょうどお昼くらいになったので、スマイルフィッシュで腹ごしらえをすることにした。
初の奄美食。テイクアウトできるみたいだけど、店内でも食べられた。
ポキ丼はミックスにしてもらった。ポキ丼と魚のフライ、すごくおいしかった!
せっかくだからと頼んだフルーツジュースもおいしかった〜。
食後は、奄美大島の北部にある、笠利崎灯台を目指す。
車で15分くらいですぐに到着。
初めて奄美の海を見る。海が青い!きれい〜!!
夢を叶えるかめさんをしっかり触っておく。
土盛海岸にも寄って、今度はビーサンに履き替えて海に入ってみる。
通称ブルーエンジェルと言われているらしい。青く透き通っていて、本当にきれいな海で感動した。
本日泊まるホテルは、名瀬市中心部にある、ホテルニュー奄美。
鹿児島第二の繁華街と言われている、屋仁川通りのすぐ手前にあり、ご当地コンビニにもすぐに行ける(私はご当地スーパーの類が大好き)。
男女時間入替え制の大浴場も付いていた。
お部屋も、広くてきれい。
早速、水着に着替えて、海で泳ぎ行くことにした。ちなみに、今年は2人とも水着を新調した。
その前に、空腹で海で溺れないように、カロリーメイトとマックスコーヒーでエネルギーチャージをしておく。
最初に向かったのは、大浜海浜公園。雰囲気がよく、人も全然いなくて「プライベートビーチじゃん!」と浮かれていたら、台風の影響か波が高くて入れなかった。
車で15分ほど走らせて、国直海岸へ向かってみた。こちらの海岸ではファミリーやカップルなどで少し賑わっていて、泳ぐことができた。
ただ、謎の青い筒やゴミがたくさん落ちていて、暑い中ボランティアで拾い集めてくれてくださる方もいた。
海に入るのは、2年前の逗子海岸以来だ。
水温はぬるめで、もうずっと入っていられるような気分になる。
交代におんぶし合ったりして、楽しく遊んだ。
帰り際、シャワーを無料で使えるのがありがたかった(更衣室も駐車場も無料!)。
ホテルに戻って、大浴場でさっぱり汗を流して湯船に浸かった。鏡をみたら、しっかりと日焼けしていた。
19時過ぎ、夜の名瀬へと繰り出す。
ホテル目の前の屋仁川通りをメインに、たくさんの飲食店が連なっている。
地元では「やんご通り」とも呼ばれているらしく、その歴史はなんと113年以上もあるとのこと。
繁華街といっても、ガラが悪い感じはなく、懐かしい、温かい感じがする。
酔っ払って、フラフラ歩いているだけでも楽しい感じ。
途中、YouTuberのアンドロイドのお姉さんの動画に出てきた猫ちゃんを見つけた。
「猫だ!」と私が言うと、「にゃあ」と言って、わざわざ自分たちの方へ戻ってきて触らせてくれた。
毛がふわふわでとってもかわいかった。この地域の名物猫ちゃんなのかな。
夜ご飯は、気になってたむちゃかなで食べることにした(こちらのお店もアンドロイドのお姉さんの動画に出てきた)。
店内はおしゃれで、賑わっている。予約はしていなかったので、入れるか不安だったが、なんとか大丈夫だった。
奄美に来たら、黒糖焼酎を飲むぞ!と決めていた。
黒糖焼酎とは、日本で唯一鹿児島県の奄美群島だけに製造が認められている焼酎のこと。
焼酎独特の臭みがなく、芳醇な黒糖のコクと甘み・旨みが感じられることから、数ある焼酎のなかでも比較的飲みやすいものらしい。
試しに飲んでみた。うーん、私にはまだ早かったみたい。
ひろは「ルリカケス」という40度もあるラム酒を飲んでいた。このラム酒はすでに終売となってしまったらしく、貴重なものを飲めたみたい。よかったね。
お通しの茶碗蒸し、海ぶどう、アオサの天ぷら、お刺身盛り合わせ、ヒキの天ぷら、ゴーヤチャンプル、、、全部本当においしかった。
お腹いっぱい大満足になったので、繁華街をぷらぷらする。
台風が過ぎた直後でたまたまなのかもしれないが、湿気がなくて過ごしやすい。夜にお散歩しても、全然汗をかかなくて快適なのが印象的だった。
ホテルに戻る前に、ご当地コンビニの123マートに寄っていく。
黒糖とか、奄美ならではのお菓子が売っていて、ついつい買ってしまう。
ホテルの部屋で、先ほどコンビニで買ったインスタント鶏飯と、ちょっと溶けちゃったご当地アイス食べる。
0時を過ぎても、屋仁川通りには結構まだ人がいて賑わっていた。
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2日目
朝の7時半過ぎに起きて、ずっと気になっていたあまみのサンドイッチへモーニングしに行く。
今日もいい天気。
お店に着くと、すでにほとんどのサンドイッチが売れている。大人気であった。
チキンカツサンド、タマゴサンドをなんとかゲットし、フライドチキン、メロンパン、カレーパン、くるみパン、アイスコーヒー、アイスココアを注文し、店内で食べることにした。
サンドイッチはもちろん、チキンもパンも、全部とってもおいしかった。
新聞を読みながらパンを食べている人や、夏休みの宿題?をやっている親子もいた。
地元の人はいつでもここに来られていいな〜と思った。
帰り際、サンドイッチが新たに補充されてたので、トマトタマゴサンド、ブルーベリーサンド、ココナッツシフォンケーキをお土産にして帰った。
ホテルのチェックアウトを済ませ、お次は念願のビッグIIへお土産を買いに行く。
お土産って、見るのも選ぶの楽しい。
『SPAM』とかかれたショッピングバッグを買おうか迷ったのだが、結局やめた(奄美というより沖縄っぽかったので)。
7000円くらいお土産代で使ってしまった。
ひろはサンドイッチを冷やすための保冷バッグ・氷と、気になっていたみき(ペットボトル)を買ってくれた。
あと、メンズニベアの日焼け止めも買っていた。
お昼は、島とうふ屋へ行ってみる。
人気店で、10組くらい待っていたので、待ち間に車で12分くらいの大熊展望広場へ行った。
奄美はもうどこにいっても海がきれい。
仕事帰りとか、ふらっと寄って海を眺めてから家に帰る暮らしにいいな〜と思う。
40分後にお店に戻ると、ちょうど名前を呼ばれたばかりだった。名前を呼ばれてから15分か20分過ぎると取り消しになってしまうと書いてあったので、ギリギリセーフ。
こちらのお店は、定食を注文すると、みき、豆乳が飲み放題。
初のみき。
冷たくした甘酒にとても似ていて、とてもおいしかった。豆乳も濃厚で、飲みごたえあり。
注文した週替わり定食には、ゆばがたくさん!
気になっていたピーナッツ豆腐もとってもおいしい!
大満足で、またお腹いっぱいになった。
昼食を済ませて、マリンビレッジ奄美へ向かう。
今回はこちらで「フライボード」というマリンアクティビティを体験させてもらう(アソビューでひろに予約してもらった。)。
実はずっとやってみたかったフライボード。足からブシャーと水を出して海の上に浮かぶやつ。
ひろも一緒にやってくれると言ってくれたので、せっかくだから海がきれいな奄美でやってみることにした。
その前に車でちょっとお昼寝。1日中遊ぶ時は、お昼寝は必須。
お昼寝して、トイレでスッキリしてから水着に着替える。共同のシャワー室の中で無料で着替えられた(シャワーを使うには数百円必要)。
フライボードの受付を済ませ、ライフジャケットを借りて身につける。日焼けしないようにと帽子も貸してくれた。
水着さえ持っていけば、色々と貸してくれたので特別なものは持っていかなくても大丈夫(日焼け対策のため、ラッシュガードは持って行ったほうがいい)。
一人ずつフライボードを行い、待っている方はすぐ近くで動画や写真撮影ができる。
夢だったフライボードだが、いざ目の前にすると、結構緊張した。
脱水しないようにともらった冷たい水がおいしかった。
一番手はひろ。2番手は私。
すい〜と浮かんでいる間はラッコみたいだった。
フライボードの一連の流れは説明で聞いていたが、実際にやってみないとよくわからない。
とにかく両足のバランス感覚が重要で、やや前重心に、竹馬をやっているイメージで挑んだ。
うまいか下手かは置いておいて、飛べた!!すごく楽しい!!
海の上からの景色はきれいだった。
思い切ってやってみてよかった。ちょっと疲れるけどまたやりたい。
追加で「マーブル」というのもやってみることにした。背もたれがついたボートに足を伸ばして座り、ひたすら引っ張ってもらうというもの。
フライボードをやっている時、遠くでマーブルをやっているのをみて楽しそうだったのでやりたくなった。
めちゃめちゃスピードが出て、跳ねてすごく楽しかった!!
10分間ずっと叫んでいた。
海の仕事をしているお兄さんって、日によく焼けていて、笑うとニカッと歯が白くてかっこいい。
海の家でパッションフルーツジュースを飲んで、ひと休みした。
いい夏の思い出ができた。
海でたくさん遊んだあとは、2日目のホテルであるプチリゾートネイティブシーへ移動する。
こちらではツアーの追加オプションで夕飯と朝食付きにしていたので、結構楽しみにしていた。
通されたのは、メゾネットのお部屋!そしてお部屋から海がみえる!あと、お部屋の床がスベスベして気持ちいい!
ここのホテルにしてよかった。
水着を洗って干して、ちょっとひと休みして、お待ちかねのディナーへ。
ドラゴンフルーツサワーとパッションフルーツビアで乾杯。
パンのお供についていた、「ドュカ」がとてもおいしい〜!
ライスコロッケ、魚のマリネ、シブリの冷製スープ、白スパークリングワイン、トマトと魚介のパスタ、島ポークステーキ、デザートのマンゴーと月桃アイス、全部おいしかった!!
食事の後はお部屋に戻って、のんびり過ごす。
ひろがベッドですやすや寝てる間に、ベランダに出て、夜空いっぱいの星をみてぼーっとする。
外でホテルのスタッフの人が星座の説明をしているのが聞こえてきた。
対岸の光もぼんやり見えてきれい。
色んなことを考えた。
ひろも起きてきて、ベランダ黄昏タイム交代。「色々考えちゃうね〜」と言っていた。
ちょっと外へお散歩しに行く。その前に、売店でひろにご当地アイスを買ってもらったのでお部屋の冷凍庫に冷やしにく。
売店にかわいい珊瑚の置き物が売っていて、絶対買おうと思ったのだが買い忘れてしまった。
夜の奄美を散歩する。
まっくらでこわかった。ひろは楽しそうだった。
星が本当にきれいだった。
ひろによると、今までで1番きれいにみえたみたい。
自販機で缶チューハイを買って、お部屋に戻って、プチ2次会をした。
ベランダで食べた月桃アイスがおいしかった。
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3日目
朝7時前に起きる。
3日連続で一日中遊んでいても、旅行だとちゃんと早く起きることができる。
昨日お土産で買った、あまみのサンドイッチを食べて、
ホテル目の前の海岸でシュノーケリングをしにいく。
おそらく小学生以来のシュノーケリング。
お魚がたくさんいた。近づいても全然逃げていかない。
とってもきれいな海で、朝シュノーケリング。とっても気持ちよくて、楽しい時間だった。
ひろもこの旅で1番楽しいかもと言っていた。
ホテルに戻って、和食の朝ごはんをいただく。
朝からもりもり、おいしかった。
チェックアウトが11時なので、ゆっくりと支度をする。
とてもいいところだった。
また奄美に来たら泊まりたいな。
マングローブを見に、マングローブパークへ行ってみる。
こちらでマングローブ内のカヌー体験ができるようだったが、今回はやらなかった。
アンドロイドのお姉さんも来てた休憩所があり、いつも間にか今回の旅は聖地巡礼になっていた。
お昼はひさ倉の鶏飯を食べに行く。
鶏飯で人気のお店なので、混んでないかドキドキして行ったのだが、
平日だったためかすぐに入れた。
鶏飯の出汁がコクがあっておいしい。
ご飯もスープもおかわり自由で、いっぱい食べた。
昼食後は、奄美パークへ行ってみる。無料で入れて奄美の歴史を学ぶことができる。
駐車場で少しお昼寝もさせてもらった。
暑くて喉からからになってしまったので、空港の目の前のかき氷屋さん「あまみのあまやどり」にいく。
たんかんと長命草のかき氷を注文。
ふわふわのかき氷で、おいしかった〜!暑くほてった体に沁みた。
旅の締めに、あやまる岬へ行くことにする。
静かで、海も景色もきれいな場所だった。
たくさん遊んで笑った3日間。今年の夏もいい思い出ができた。
あー楽しかった。楽しい時間は本当にあっという間。さみしいね。
「また来ようね」と言って奄美を立ち去る。
ありがっさんりょーた!!
帰りも2回飛行機を乗り継いで、22時過ぎ、無事に羽田空港に戻ってきた。
出発前と比べて、関東はなんだか涼しく感じた。もうすぐ秋になるのかな。
ビルがいっぱい、車も人もいっぱい。この日常に戻ってきた。
旅の疲れがどっと押し寄せてきて、大きな荷物を持ちながらフラフラと歩く。
お腹も空いて、旅の締めに「なか卯」に寄って家に帰った。