のんびりマイナーツアー|半田・常滑|旅行
2024年7月、愛知の半田・常滑へ1泊2日の旅行に行ってきた。
1週間前にパッと決めた、弾丸旅行である。
愛知は美味しいものがいっぱいあるイメージが、すごくある。
ひつまぶしに、ういろうに、天むすに、味噌カツに、、、。
「ひつまぶし食べたいねー」と話しているうちに、ものすごく愛知へ行きたくなってしまったのだ。
2年前のGWにも、名古屋へ弾丸旅行をしたことがある。
まだ5月なのにとても暑かったことや、名古屋城になかなか辿りつかなったことや、宿泊したホテルが栄というめちゃめちゃ繁華街の中にあったことを思い出して、懐かしくなった。
今回は、おいしいものを食べまくる、グルメツアーであるのだが、拠点を半田・常滑に置くこととした。
名古屋という都会・定番をあえて避けた、のんびりマイナーツアーである。
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1日目
4:35に起きる。
ヨーグルトとかヤクルトをお腹に入れて(どちらも乳製品)、5:30過ぎに出発。
いつも、お出かけの際はローソンでコーヒーを調達するのがお決まりとなっているので、今日もローソンに寄る。
ローソンのMACHI cafeのコーヒーは量が多いし美味しくて、コスパがいい。
お出かけの日の朝のコンビニって、なんだかワクワクする。
最近流行っている、ブンブンビブンブンビブンブンビブン(さて、なんの曲でしょう)を口ずさみながらドライブ。
朝早いので、いつも混み合う高速もスイスイ。
途中、サービスエリアへ2ヶ所寄った。
10:20頃、目的地としていた鰻屋さん「うなみ」に到着。
10時開店のお店だが、既に2時間待ち。
「どうする〜」と他のお店へ行くか一瞬迷ったが、おそらくどこも混んでいそうだし、これほど並ぶのだからさぞかし美味しいのだろうと期待を込めて、そのまま待つことにした。
あと、結構お店の回転が早く感じられたので、2時間も待たないだろうという謎の自信もあった。
待ち時間に、すぐ近くの「憩いの農園ファーマーズマーケット」に行ってみる。
ご当地名物はもちろん、美味しそうなパンやお弁当など、思わず買ってしまいたくなるものがたくさん売っていた。
抹茶味の甘酒も試飲させてもらった。さすがお茶が有名な西尾市。
お昼ご飯にひつまぶしを控えているので、爆買いしたくなる衝動をぐっと抑えて、
麩饅頭、3色三角ういろう、西尾緑茶、りんごジュース(青森産)、溶けない葛餅アイス(はちみつレモン味)を購入した。
マーケットの外に出ると、ジリジリと太陽に照らされた。
マーケットでぶらぶらして、ジュースを飲んで、車でちょっとだけ寝て、
12:00過ぎ頃、ようやく順番の名前が呼ばれた。
鰻丼とか、白焼とかも気になったが、私たちは釜まぶし(ひつまぶし)一択。
ひろは釜まぶしの上を、私は釜まぶしの並を頼んだ。
上と並だったら、なんとなく上を頼みたくなるが、単に量が多いか少ないかの違いなので、おとなしく並にした。
ひつまぶしって、そのまま食べても美味しいのに、途中で出汁や薬味を入れるとさらに美味しくなるのがいい。
うなみのひつまぶしは、うなぎが香ばしくてサクサクで、とてもおいしかった。
心もお腹も満たされたところで、常滑の「やきもの散歩道」へ向かうことにする。
14:00頃にやきもの散歩道付近の駐車場へ到着。8時間300円と安くて良心的だった。
駐車代金を前払いで済ませて、30分ほど車内でお昼寝をした。朝早かったからね。
「常滑やきもの散歩道」とは、昭和初期ごろ最も栄えた窯業(陶器製造)の集落一帯を指すらしい。
現在も煙突・窯・工場などが点在していて、ちょっと昔にタイムスリップした雰囲気があって、面白い。
ノスタルジーで、人もそこまで多くなく落ち着いていて、思っていた以上にお散歩してて楽しかった。
あと、猫が至る所にいた。
途中だいぶ雨が降ってきたので、エッグタルトが描かれた看板に惹かれてカフェに入る。
いちじくのエッグタルトと、抹茶フラペチーノを頼んで、カフェで雨宿りした。@LET IT MADE
やきもの散歩道にはこういったおしゃれなカフェや雑貨屋さんがたくさんあった。
やきもの散歩道が予想以上に楽しくて、気がついたら16:00を回っていた。
そろそろ今晩泊まる宿がある、半田へ向かうことにする。
常滑と半田は車で約20分と近いところにある。
今日泊まるホテルは、カンデオホテルズ半田というところ。
名鉄知多半田駅から近くて、大浴場、露天風呂、サウナ(男風呂のみ)が付いていて、朝食の口コミが良かった。
ホテルの朝食ビュッフェにものすごくそそられたため、こちらに決めた。
朝食付きプランにして、2人で1泊16,758円。
それからなんと、カンデオホテルの会員になると、特典としてチェックアウトが12時までになる。
サイコーじゃん!!
今回初めて泊まったが、またぜひ次も利用したい。
チェックインをして、大浴場でひとっ風呂浴びさっぱりしてから、夜ご飯を食べに外へ繰り出す。
半田は、昼も夜も静かな街だった。
半田は多くの山車行事が残る、“山車のまち”であるらしい。
確かに、街の至る所に山車がしまってありそうな倉庫を見かけた。
お祭りが盛んな街ってなんだかいいね。
実際のお祭りも見てみたくなった(混んじゃうのはいやだけどね)。
半田運河沿いをぶらぶら。
お酢で有名なミツカンの本社があるためか、ミツカンの立派な建物が並んでいた。
ミツカンと郵便局のマークって似てるね〜と話していた。
夜ご飯は何を食べるか特に決めていなかったのだが、回転鮨 魚太郎というお寿司屋さんが目に入った。
建物が大きくて立派で、最近新しくできたのか結構きれい。
お寿司、いいじゃない。
ということで、魚太郎にて夜ご飯&飲み交わすことにした。
お寿司屋さんでお酒を飲むことは今までなかったので、結構ワクワクした。
知多半島の4つの漁港から採れたての地魚を仕入れているらしく、とにかくどれも美味しかった。
今思い出してもお腹が空いてしまう。
美味しいお寿司と、サッポロ黒ラベルとスパークリング白ワインを飲んで、とても楽しい夜ご飯だった。
ぜったいにまた行きたい。
お寿司にビールもいただいたので、とってもお腹がいっぱいになった。
一旦ホテルで一休みしてから、また外へ繰り出すことに。
徒歩圏内にホテルもご飯もお酒も楽しめるところがあるのは最高だと思う。
半田はコンビニがあまりない印象。でも、ミニストップはちょこちょこあった。
ほんとはハシゴしてお酒を飲みまくるつもりだったのだが、なんだかゆっくり部屋で飲みたい気分になってしまった(私が)。
ホテルから半田赤レンガ建物までお散歩する。
夜の半田はとても静かだった。
まだ新米なのか、張り切って鳴いてるように聞こえる信号のカッコウが可愛かった。
方向を間違えたりして、30分くらいかけて夜の半田赤レンガ建物へ到着。もちろん、中のお店は閉まっていた。明日、また来てみることにする。
帰りは一駅、電車に乗ってホテルへ帰った。
カンデオホテルの一階には、ちょっとおしゃれなお酒とおつまみが売っている。
部屋でゆっくり飲みたい人にとって最高だと思った。
白ワイン(確かフランスのやつ)と美味しそうなジュース(大阪のやつ)を買った。
家から持ってきたおやつと、昼間マーケットで買った甘いものをあわせて、お部屋で2次会の始まり。
ひろはグビグビと白ワインを飲み、おいしいおいしいと言って、10分後くらいにベッドで寝ていた。
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2日目
6時過ぎに起きる。
いつも休みの日は家で何時まででも寝ているのがお決まりなのだが、旅行先では割と早くに目が覚める。
6:30から朝食会場が開くため、早速行ってみることに。
早い時間だが、朝食がお目当ての人は多いのか、結構賑わっていた。
品数が多く、どれもとても美味しかった。
個人的に、煮物とか玉子かけご飯がおいしかった(最近玉子かけご飯にハマっている)。
たくさんの醤油が並んでいて、選ぶのも楽しめた。
やっぱり朝食バイキングは最高!朝からもりもり食べられていいね。
朝ごはんの後は、部屋に戻り、二度寝して、思う存分ゴロゴロした。
大浴場で朝風呂も入った。
いつもチェックアウトギリギリになってバタバタと支度をする私だが、ゆっくりと支度することができた。
12時チェックアウト、最高だね。
ホテルを後にして、2回目の半田赤レンガ建物へ向かった。駐車場が広く、しかも無料!
赤レンガといえば、横浜の赤レンガ倉庫が思い浮かぶが、どちらも同じ建築家によって建てられたものらしい。
明治31年に竣工され100年を超える歴史があり、「カブトビール」という半田発祥のビール醸造が行われていた背景もあるという。
カブトビール、実際に買って家で飲んでみたのだが、結構辛口ではあるのだが、後味の苦味が少なく、あまりビールが飲めない私でも美味しく感じられた。
本格ドイツビールの製造を目指して作られたそうで、生粋の日本のビールと比べると、さっぱりして飲みやすいのかもしれない。
黄ごん芋(お芋のお菓子)と酒蔵景気(酒ケーキ)とカブトビール(明治の方)とたい焼きちゃん(一目惚れ)と廃ビンからできたピアスをお土産に買った。
そのあとは、赤レンガ建物のすぐ近くにあった住吉神社を散策。期間限定ではあるらしいが、警察署が併設されていた。
毎年4月、境内の宮池に提灯で飾られた「ちんとろ舟」を浮かべた舟祭りが行われるらしい。
雲行きが怪しく、ポツポツと雨が降ってきてしまったが、せっかくなので南知多へ行ってみることに。
地名で「南」が付いているとのんびりしているイメージがある。
「北は逃避、南はバカンス」と表現した言葉を最近知ったので、ひろに教えてあげた。
羽豆岬までやってきた。
フェリー乗り場や展望台があり、晴れていたら良かったのだが、あいにく結構雨が降っていたので、少しだけ散歩をした。
先ほど赤レンガで購入した「たい焼きちゃん」を海に連れていってあげられたので、満足。
お昼も過ぎ、お腹も空いてきたので、ずっと食べたかった台湾ラーメンを食べることに。
愛知の台湾ラーメンといえば、有名なのが「味仙」。
しかし、この日は定休日だったり、ちょうどアイドルタイムだったりとやっていなかったのだ。
半ば絶望的になっていたところ、味仙で修行した店主が独立して営んでいるという「台湾ラーメン仙一社」というお店を見つけ出してくれた。
このお店はアイドルタイムがない!
すぐさまこちらに直行した。
メニューの数も豊富で、台湾ラーメンといっても、牛骨スープのものや黒胡麻坦々スープのものまであった。
せっかくだからと、牛骨台湾と、台湾ブラック(黒胡麻坦々)を注文。
あと、ニンニクチャーハンと餃子も。
どれも美味し過ぎた。
鶏白湯も好きだけど、牛骨スープもこんなに美味しいとは!
ニンニクチャーハンも懐かしい味がした。
お会計をしたら、お釣りで、新札の千円札(北里柴三郎)をゲットした。
帰り際、コインパーキングの隣にあった雑貨屋さんをのぞいていく。
怪しい外国のグミを購入していた。
そろそろ夕方。
気になってたラドン温泉に寄ってから帰ることにする。
岐阜の多治見にある、「天光の湯」へ行ってみることにした。
初めてのラドン温泉。
入った瞬間、ずーんと体が沈んで行くような感じがして、すごく気持ちが良かった。
「ゆっくり入ろうね〜」と具体的に時間を決めずに男湯と女湯に別れたのだが、私は3時間くらい温泉に出たり入ったりを繰り返しており、結構ひろを待たせてしまった。
お風呂から出た後は、仮眠スペースでゆっくりくつろぐこともできる。
ひろはふかふかのリクライニングソファに感動していた。
小腹が空いたので、食事処で軽食を食べることに。親子丼と葡萄かき氷(練乳トッピング)を注文。
おいしかった。
この夏計画をしている奄美旅行のプランを調べたりして過ごした。
温泉でゆっくりさっぱり腹ごしらえまでして、22時前に出発。
夜だからか高速道路も空いていて、
岐阜の多治見からなんと3時間かからないくらいで家に着いた。
運転してくれてありがとう。
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今回の旅は、人が少なくて、ゆったりのんびりできた。
食べたいものもいっぱい食べられた。
とっても楽しかった。
いっぱい笑ったな〜。